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地震に強い家にするために。【耐震等級ってなに?】

すまいろ長岡・見附・小千谷版編集部
2024.01.16

すまいろ編集部のNです。

能登半島地震に見舞われ、被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

私は元旦は実家に帰省しており、隙間風の吹くような家なので、強い揺れが来たら壊れるんじゃないかと、非常に怖い思いをしました。

この地震災害をうけて、住宅の安全について改めて考えさせられました。

 

以下の表は今回の地震の、現在の被害状況です。

引用:内閣府 防災情報のページ https://www.bousai.go.jp/updates/index.html

 

ニュースを見ていると、甚大な被害を受けた建物の多くは1981年以前の旧耐震基準だと言われています。新耐震基準では、全ての住宅は「耐震等級1」を備えなければいけません。

 

ということで、今回のトピックは、住宅の地震に対する耐震性能を示す、「耐震等級」についてです。

 

 

さて問題です。「耐震等級1」ってどのくらい強いのでしょうか?

ざっくりいうと、

「震度5の地震で、構造躯体に著しい損傷起きない程度の強さ」です。

 

引用:国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度カンタンガイド」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001586565.pdf

 

【もっと正確に言うと】

建築基準法の品確法によると、「数十年に一度程度発生する地震による力に対して大規模な修復工事を要する程度の損傷が生じない程度」です。

「数十年に一度程度発生する地震」というのは、地域によって異なるようですが、東京で言うと震度5程度だそうです。つまり、震度5の地震で、建物の大損傷とまではいかずとも、損傷のおそれはある。ということです。

 

 

上記の表を見ると、

「耐震等級2」は、「耐震等級1」よりも1.25倍強いと考えればわかりやすそうです。避難所になる学校や公共施設は、耐震等級2以上を備える必要があります。

 

「耐震等級3」「耐震等級1」よりも1.5倍強いと考えればわかりやすそうです。災害時に復旧の拠点となる、消防署や警察署は耐震等級3以上を備える必要があります。

 

...「1.25倍強い」と言われても難しいところですが、耐震等級2以上であれば、避難所くらいの耐震強度になるとイメージすれば分かりやすいですね。

※地盤や周辺環境の考慮せず耐震等級のみで判断した場合です。

 

 

ちなみに新潟県で過去に起きた大地震の被害状況は、内閣府 防災情報のページ

https://www.bousai.go.jp/updates/index.html によると以下のとおりです。

■2004年 中越沖地震

住家全壊3,175棟,住家半壊13,810棟,住家一部破損104,510

最大震度7

 

■2007年 中越沖地震

住家全壊1,319棟,住家半壊5,621棟,住家一部破損35,070

最大震度6強 長岡市、柏崎市、刈羽村他

 

地震は防げませんが、被害を抑えることは出来ます。

是非、新築をお考えの方は、耐震性能の向上を。それ以外の方も、耐震診断や補強をご検討ください

 

 

 

耐震等級が高くなると、壁を多くしたり、プランに制限が生まれたりしますが、デザイン性を両立した施工事例もあります!

 

【耐震等級2】の施工事例

LOCAL LIFE STANDARD|株式会社池田組 「CHIGURA」

https://nagaoka.sumairo.com/constDetail.php?id=8857

一般的に、床が少なくなることから吹き抜けは地震に弱いとされています。

が、コチラの住宅は開放的な吹き抜けを設けながら、耐震性や断熱性に優れた「長期優良住宅」を取得しています!

 

【耐震等級3】の施工事例

株式会社イシカワ 長岡支店「【県内最高立地】JR新潟駅5分!デザイン住宅販売中

https://nagaoka.sumairo.com/eventDetail.php?id=21559

 

こちらは住宅イベントで実際に見学ができ、更には購入もできる住宅です!!

耐震等級のみで見ると、消防署並みの強さってことですね…!

ぜひ、足を運んでどんなおうちなのか見てみてください!見学予約はこちらから↓

予約サイト:https://www.toskenhome.com/prpsearch/prpdetail/OBJ_MNG_NO/391/

 

【まとめ】

[耐震等級1]震度5の地震で、構造躯体に著しい損傷起きない程度の強さ。

[耐震等級2] 1の1.25倍強い。(学校や避難所は2以上) 

[耐震等級3] 1の1.5倍強い。(消防署や警察署は3以上) 

※ただし、地震への強さは、地盤や周辺環境等他の条件も関わります!

 

もちろん、耐震等級だけで地震への強さを測れるわけではないですが、逆に言えば、地盤に不安があっても、構造を工夫することで安全なおうちに近づけるということですね!

耐震等級3、目指したいです...!

(編集部N)

 

【すまいろでは新潟県内の住宅事業者さんの施工事例がみられます!】↓↓↓

■住宅の事例を見たい人

すまいろ新築施工事例:https://nagaoka.sumairo.com/constructionShinchiku.php

■住宅事業者を調べたい人

メーカー・工務店の一括資料請求:https://nagaoka.sumairo.com/bulkRequest.php



参考

■国土交通省HP 住宅の品質確保の促進等に関する法律 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000016.html

 

 ■日本住宅性能表示基準(平成13年国土交通省告示第1346号)改正 令和4年11月7日公布、施行(一部 令和5年4月1日施行)告示

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001520692.pdf

 

 ■耐震等級ってよく聞くけどどんなものですか https://www.hmr.co.jp/cms/slog/entry/17

 

■内閣府 防災情報のページ https://www.bousai.go.jp/updates/index.html

 



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